もくじ
Blue Noteで一番人気となったスター・プレイヤー
こんにちは。 けんちゃんです。
今回は、1950年代~1970年代で大活躍し、ジャズ・トランペット界でもレジェンドの一人に数えられるLee Morgan(リー・モーガン)を紹介します。
大学時代に出会ってから彼の曲をコピーして表現を研究したりしてきたとっても好きなプレイヤーの一人で、思い切って書いてみます。
彼の演奏はとにかく聴いていて心地よいフレージングと歌心にあると思います。 後世にも多大な影響を与えた彼の名演奏は今でも古くなく、現代の表現者にも未だに大きな影響を与える演奏が沢山眠っています。
そんな彼を紹介していきます。
Lee Morganのプロフィール
簡単にプロフィールをまとめてみました!
・1938年7月10日、アメリカ合衆国 ペンシルバニア州フィラデルフィアに生まれる
・1956年にディジー・ガレスピー楽団(1956年10月–1958年2月)に在籍
・ブルー・ノートから『Indeed!』でデビュー ・1958年以降はアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズにも所属(Moanin’の演奏が有名)
・1963年12月21日に発表の『The Sidewinder』はビルボードチャート25位に(当時のジャズ界では空前のヒット作だった)
・1972年2月18日に年上の愛人に拳銃で撃たれ、翌日この世を去った
https://ja.wikipedia.org/wiki/リー・モーガン
私が考える彼の魅力ポイントとキーワード
私が考える彼の魅力ポイントは、
・ブラウニーを彷彿とさせる、多彩な色を含んだアーティキュレーション
・シンプルに聞こえるがとても歌心あふれた美しいフレージング ・温かく心地よい聞き心地の音色
の3つがあげられます。
キーワードを羅列してみると、
・ジャズトランペット界の偉人の一人
・ハード・バップ
・ビバップ
・温かい音色
・比較的にコピーしやすいソロが多い
などがあげられます。
Lee Morganの名演奏
Ceora
彼の曲で初めて聴いた曲で、一番好きな曲です。
とっても温かい音で奏でる歌心あふれるフレーズ。 比較的にコピーしやすい曲だったので、大学時代にはこの曲を何十回と聴きながら練習した思い出がある曲です。
装飾音符の使い方がとっても好きで、こういう表情をつけられるプレイヤーを今でも目指して頑張っています。
Candy
この曲も大好きで大学時代何十回と聴いてきました!
ソロ入りのシンコペーションから始まるフレーズは何回聴いてもしびれます! 音型を上手く活用したシンプルな音構成で、何回も聴きたくなるような惹きつけられる素晴らしい演奏です。
後半のいったん落ち着く部分の緩急つけたフレーズとか、アーティキュレーションの使い方とか、本当に圧巻で、こういう歌い方を本当にできるように精進していきたいと常に思わされます。
Moanin’
めちゃくちゃ有名なMoanin’のソロで、気づかないうちに、一回は聴いているのではないかなと思われる曲です。
これはライブ盤ですが、原曲のMorganのソロは多くの作品でも参考にされているくらい、とても有名なソロ演奏になっています。
最初のハーフバルブを活用したフレーズは自然と口ずさんでしまいたくなるくらい、歌心あふれたとてもシンプルだけど心に響くものになっています。
最後に。
今回はLee Morgan(リー・モーガン)を紹介しました。
Clifford Brownと同時代を生きた偉人の一人。 彼の素晴らしい演奏が沢山残っていてその演奏に触れることができるのは本当に幸運だなと、この記事を書きながら改めて思いました。
一つ一つの曲の細かいフレージングの研究をしていきたい対象の一人で、彼の生み出してきた名作をしっかり吸収しながら自分の音楽を作り上げていきたいなと思います。
彼の生涯は拳銃に撃たれるという悲運な死を遂げ、ドキュメンタリーにもなっています。 沢山の著名な方々が彼のことをもっと詳細に紹介したものもあると思います。 この記事の役目としては、その入り口として彼の素晴らしい演奏に少しでも触れて魅力を知り、深く知っていきたいと思うきっかけになれば幸いです。
この記事がとってもよくまとまっているので、興味ある方は読んでみてください!
ありがとうございました。
Lee Morganの動画保管庫
Lee Morgan – I Remember Clifford
Lee Morgan There Will Never be Another You
Lee Morgan – Moment’s Notice (solo transcription)
Art Blakey & The Jazz Messengers – A Night In Tunisia
Lee Morgan – All The Things You Are Transcription
(Monday Night at Birdland) Transcription
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