もくじ
Buddy Rich, Maria Schneider Orchestraなど、数々のバンドで活躍してきた実力派プレイヤー
こんにちは。 けんちゃんです。
今回は、Greg Gisbert(グレッグ・ギスバート)さんを紹介します。
アメリカのジャズ界を牽引するトランペッターの一人で、現在は教育者としても大活躍中の方のようです。
私が大好きなビックバンドの一つ、Maria Schneider Orchestraにて長く活動を行っており、彼の素晴らしいソロプレイやセクションプレイを何十回と聴いた学生生活を送ってきたので、本当に憧れのプレイヤーのうちの一人です。
そんな彼を今回紹介していきます。
Greg Gisbertのプロフィール
簡単にGreg Gisbertさんのプロフィールをまとめると、
・1966年2月2日、アメリカ合衆国アラバマ州モビールに生まれる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Greg_Gisbert
・コロラド州の高校時代、1983-84年のマクドナルドオールアメリカン高校ジャズバンドのオーディションを受け、演奏活動を実施。
・1984-85年にバークリー音楽大学に進学。Buddy RichやWoody Hermanのビックバンドに参加し、その後も有名なプレイヤーと数多く共演しました。
・現在はMaria Schneider Orchestraなどにも参加しながら、ジャズ教育者として全米のフェスティバルで教えたり、クリニックを精力的に行っています。
私が考える彼の魅力ポイントとキーワード
私が考える彼の魅力は、
・圧倒的なリズム感でビタッとハマった音楽表現を実現する技術力
・神々しく輝く、リードプレイ時のハイノート
・高速で音数を増やしても、心地よいフレージング
があげられます。
彼を表現するキーワードを挙げてみると、
・バークリー音楽大学出身
・Buddy Richのビックバンドで活躍
・Maria Schneider Orchestraで活躍
・ジャズ教育者として活動
などがあげられます。
Greg Gisbertの名演奏
My Ideal
Maria Schneider Orchestra Jazz a Vienne 2008 My Ideal
彼の演奏の中で大好きなもののうちの一つです。(一番大好きなのは、Bulería, Soleá y Rumbaという曲のソロです。CDでしか聞けない為、今回紹介はできませんでした…)
明確なアーティキュレーションでリズムを自らが示していくフレーズ。 この曲は全体としてリズムを力強く示す表現ではないため、Gregのはっきりとしたリズム感とフレージングの対比がとっても心地よい曲になっています。
In a Mellow Tone
Buddy Rich – Stockholm jazz festival 1986 (2/5)
次に紹介するのは、Buddy Rich Big Bandでの演奏で、In a Mellow Toneで演奏です。
ここで彼がソロを演奏しています。
大学在学中の頃の演奏だと思うのですが、ものすごく上手い!
明るい発音。力強くフレーズでリズムを示していく演奏。 縦横無尽で細かなフレーズを吹いてもばっちし音楽に乗っている演奏スタイルは当時からなのだなと感じられます。(ちなみに横にはエリック宮城さんもいます!)
Things to Come
Dizzy Gillespie – Things to Come – Roy Hargrove – Greg Gisbert – Claudio Roditi – Frank Greene
めちゃくちゃ豪華なトランペット陣の中で、Gregも演奏しているめちゃ熱な演奏です!
ファストスウィングの中でもどうしてこんなフレージングできるの?と思わされるリズム笑
最後に。
今回は、Greg Gisbert(グレッグ・ギスバート)さんを紹介しました。
2017年6月にMaria Schneider Orchestraが来日し、Blue Note東京にてライブを行ったとき、リードトランペットとして演奏しているのを生で聴くことができました。
今回紹介したような演奏とは毛色の違う、力強いリードプレイ。そして圧巻のソロ。 彼のソロが終わったときに、どよめきが生まれるくらいとんでもなくかっこよい演奏でした。
特にMariaの曲はCDのみであまり聴く機会がない人にはないのですが、紹介できていない演奏の中には、本当は紹介したいけどできていないものが沢山ありますす。
また彼の演奏が聴けるような情勢に早く戻って欲しいものです。
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