もくじ
柔和で麗しい音色。20世紀を代表する、クラシックトランペット界の巨人
今回はMaurice Andre(モーリス・アンドレ)さんを紹介します!
1933年、フランスのアレス出身。 パリ音楽院で音楽を学び、卒業の翌年にはパリ国際音楽コンクールで優勝。1955年にジュネーブ国際音楽コンクール、1963年にはミュンヘン国際音楽コンクールで優勝を重ね、まさに天才トランペッターと行っても過言ではない素晴らしいプレイヤーです!
いとも簡単に流れるように奏でる美しいその演奏は、多くのトランペッターにとっての目標であり憧れとなっています。彼のトランペット協奏曲によって、その楽曲たちの再評価を促すなど、トランペットの歴史においても重要な役割を担ってきました。
柔和で麗しい音色。軽やかに歌われるフレーズ一つ一つが美しく、心に染み渡ります…
そんな彼の演奏で是非聴いて欲しいものを紹介します!
Maurice Andre(モーリス・アンドレ)さんの名演奏
Haydn Trumpet Concerto
トランペット協奏曲の中で最も有名といっても過言ではない、Franz Joseph Haydnの協奏曲。 現在ではコンクールの主要楽曲だったり音大入学の課題でも取り上げられているこの曲で最も有名な演奏の一つがこれではないでしょうか?234万回再生という驚異的な数値も、それを物語っています。
優美、という言葉がぴったりな素晴らしい演奏です… トランペット奏者であれば一度は触れておきたい名演です。
J. S. Bach – Brandenburg Concerto Nº 2 F Major
次に紹介するのはブランデンブルグ協奏曲での演奏です。 こちらは音楽史に残る天才、Johann Sebastian Bachが作曲した合奏協奏曲集の一つです。 ピッコロトランペットを用いた極めて高音域での軽やかな響きで演奏される楽曲で、とても難易度も高い曲です。 他の木管楽器の独奏楽器とそれぞれが主題をフーガ風に展開されたものを紡いでいくのですが、全くトランペットと感じさせない素晴らしく音楽的な演奏になっています。 ピッコロトランペットの音はAndreさんを超える人はほとんどいないでしょう… とにかく美しい…
Telemann Trumpet Concerto in D
最後に紹介するのも協奏曲から。 Georg Philipp Telemannのトランペット協奏曲での演奏です。 神の音楽とは?といったら、この演奏といいたいくらい、神々しくとんでもなく優美な音。歌い方。 トランペットという楽器は、こんなにも魅力的で素晴らしい音を出せるのだ!と強く感じさせられる名演奏です。
この曲を聴ける耳があることに感謝です。
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