プロプレイヤー紹介

【Eric Miyashiro】日本を代表する世界的ハイノートヒッター

はじめに。


こんにちは、けんちゃんです。

今回は日本を代表する世界的ハイノート・ヒッターである、「エリック宮城」さんを紹介します。

日本のトランペットプレイヤーでは知らない人はいないと思われる、世界で活躍もしている素晴らしいプレイヤーです。

サウンドトラックやポップミュージックの録音などスタジオ・ミュージシャンとしての活動を展開する一方、「EMバンド」や「Blue Note Tokyo All Star Jazz Orchestra」のリーダー兼音楽監督としても活動しています。

そんなエリックさんの名演奏を中心に紹介していきます。

Eric Miyashiro(エリック宮城)の略歴


1963年、アメリカ合衆国ハワイ州のホノルルに生まれます。

父親はプロのトランペッター、母親は女優兼ダンサーという家庭に生まれ、小学生の頃から楽器を始めて中学生の時にプロデビューを果たしています。(すごい)

全米高校オールスターバンドのハワイ代表としてカーネギーホールにてMaynard Ferguson(メイナード・ファーガソン)と共演もしています。

この全米高校オールスターバンドでの演奏がこちらです。
リード・トランペットを担当しています。
(この時、2nd Trumpetを担当しているのが、なんとChris Bottiです!)

ERIC MIYASHIRO & CHRIS BOTTI!!!


高校卒業後はバークリー音楽大学に奨学金(Maynard Ferguson Scholarship)で招かれ入学し、在学中からスタジオ・ミュージシャンとしての活動をはじめています。

22歳でBuddy Rich(バディー・リッチ)、Woody Herman(ウディ・ハーマン)などのビッグバンドにリードトランペットとして招かれ、7年間、世界中を回っていました。

数多くのアーティストの元でのリードトランぺッターとして活動後、89年に日本に来日。
吹奏楽、オーケストラ、学校講師、クリニシャン、作曲家、アレンジャー、プロデューサーとしても幅広く活動しています。

1995年には、日本の一流演奏家を集め自らのBig Band「EMバンド」を結成、2013年には「Blue Note Tokyo All Star Jazz Orchestra」のリーダー兼音楽監督としても活動しています。

Eric Miyashiro(エリック宮城)の名演奏


最初に紹介するのは、若き頃のエリックさんの演奏です。

Youtubeで数々のエリックさんのスター・トレックのテーマの演奏動画がありますが、この旭川市吹奏楽団の演奏が最高だと思います。

(余談ですが、この吹奏楽団の指揮者は吹奏楽をやっている人であれば一度は名前を聞いたことがあるはずの岩井直薄さんです。)

テレビ番組での演奏も大好きで何回も繰り返し聴いています。

旭川市吹奏楽団 スタートレックのテーマ



次に紹介するのは、Buddy Rich Big Bandのリードトランペッター時代の演奏です。
BigBandでは良く演奏される「Wind Machine」です。

2014年にアカデミー賞にノミネートした「セッション」ではBuddy Richの名前がレジェンドの存在として出てきていましたね。Jazz Drum界で著名な素晴らしいプレイヤーです。

そこでリードトランペットをやっている時代の演奏でエリックさんを見つけた時は、こんなに若い頃に素晴らしいバンドのリードをやっていたんだ!と驚いた記憶があります。

2nd Trumpetにいるのは、現在Maria Schneider Jazz Orchestraでも活躍している Greg Gisbertです。
Wind Machineで素晴らしいソロも演奏しています。

Buddy Rich – Stockholm jazz festival 1986 (2/5)
Buddy rich live on the Parkinson show 1987 “Love for sale”


次に、Maynard Fergusonの楽曲の演奏を紹介します。
著名な「Gonna Fly Now」と「Give it One」です。

ハイノートヒッターの伝説的なプレイヤーであるMaynard Fergusonを演奏しています。

安定的に美しく力強いハイノートを演奏するかっこいいエリックさんを見ることができます。

Maynard Ferguson Tribute – Gonna Fly Now – Eric Miyashiro, Wayne Bergeron, Patrick Hession
Give It One



最後に紹介するのは、題名のない音楽会でのエリックさんの演奏です。

吹奏楽をやっている人であればみんな知っているのでは?という名曲、「宝島」のエリックさんアレンジです。

真島俊夫さんの良く演奏されるアレンジとは空気感が違い、明るい空気がありつつも緩急豊かで落ち着いた印象を持つ楽曲になっています。

エリックさんのFlugelhorn/Piccolo Trumpetによるテーマ・ソロ演奏も素晴らしいです。(全国常連の柏市立柏高等学校の演奏で、それも素晴らしいです!)

Takarajima 宝島 – Eric Miyashiro 2017

おまけですが、エリックさんがエクササイズに語っている貴重な動画もあります。

全編英語ですが、シンプルな英語で語られているのでリスニング気分で聴いてみるのがオススメです!
(壁にぶつかった経験や自身の今までのキャリアについても語っており、とても興味深いインタビューです)

最後に。


今回は、日本が誇る世界的トランペットプレイヤー、「エリック宮城」さんを紹介しました。

金髪で長髪にヘッドバンドの出立ちは、テレビのバックバンドなどできっと頻繁に見かけることができるはずです。

スタジオミュージシャンとしても、第一線に立って演奏しているので、CDのバック演奏も「これ、エリックさんでは?」となるものも沢山あります。

是非、今回紹介した動画でエリックさんの音に触れてもらい、日常の中で探してみてください。

ありがとうございました。

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