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【Cristián Cuturrufo】力強いラテンの響きと、一方で柔らかく温かい音色で包み込む表現の両輪を兼ね備えたプレイヤー

力強いラテンの響きと、一方で柔らかく温かい音色で包み込む表現の両輪を兼ね備えたプレイヤー

こんにちは! けんちゃんです。

今回はCristián Cuturrufo(クリスチャン・クルータールーフォ)を紹介します!

最近知ったトランペッターで、彼の音色とプレイに一気に引き込まれたので今回記事にしてみました。

力強いラテンの響きと、一方で柔らかく温かい音色で包み込む表現の両輪を兼ね備えたプレイヤーです。

記事を書く過程で知ったのですが、悲しいことに今年の2021年3月19日に、COVID-19によってこの世を去ってしまったようです。

もっと早く知りたかったですし、実際にライブを聴きたかったです。 大変残念ですが、沢山の作品に触れることができることを幸福に思いつつ、彼の演奏をきっかけとして元気やモチベーションが生まれる機会になれば幸いです。

Cristián Cuturrufoのプロフィール

彼のプロフィールを簡単にまとめると、

・1972年6月27日、チリのサンティアゴに生まれる

・父親がアコーディオン奏者の音楽一家。orge Peña Hen Experimental School of Musicでクラシックトランペットを学び、その後、Catholic University of Chileに進学しトランペットを続けました。

・Fats NavarroやDizzy Gillespie、そしてArturo Sandovalなどに影響を受け、アフロキューバンリズムやジャズ、ポピュラーミュージックを深く学ぶ為にキューバを旅もしています。

・チリに戻り、Motutoなどのラテンジャズグループに参加。多くのジャズミュージシャンとステージで共演を重ねていきました。

・2004~2005年には伝説的な保守派のピアニスト、Valentín Trujilloとのswing duetsの楽曲(the albums Jazz de salon (2004) and Villancicos (2005) )で評価を得た後、彼のオリジナルのスタイルに戻り、2006~2007年はジャズとファンクを融合した音楽表現でアルバムを制作。(the album Cristián Cuturrufo and the Latin Funk (2006))

・2009年にはニュージーランドと東南アジアにて大規模なツアーを実施。最初のジャズアンソロジー、「hirty Years on Trumpet」を発表。翌年には多国籍の11人からなるバンドを率いてProvidencia International Jazz Festivalに参加。アフロキューバン音楽とラテンジャズに根ざした音楽を演奏しました。

・2015年にSCD(Chilean Society of Musical Authors and Interpreters)の評価に疑念を表明してからは、音楽プロデューサーとしての役割を強めていくことに。Las Condes Jazz Festivalといったイベントの開催や、The Jazz Corner in Barrio Italiaといったジャズクラブを設立し、音楽的な出会いを生み出すことに向き合ってきました。

・彼の最後のgigとなったのは、2021年3月にhe Castillo de las Majadasで開かれたthe Rosita Renard Festival of the Municipality of PirqueでのThe Chilean Projectとしての演奏でした。3月17日にCOVID-19により病床に倒れ、3月19日に帰らぬ人となってしまいました。

https://en.wikipedia.org/wiki/Cristián_Cuturrufo

私が考える彼の魅力ポイントとキーワード

私が考える彼の魅力は、

・力強いラテンの響きと、一方で柔らかく温かい音色で包み込む表現の両輪を兼ね備えた演奏
・アフロキューバンとラテンジャズの音楽での魅力的なフレージングと表現
・音楽ジャンルの枠を超えて、存在感のある音色

などがあげられます。

キーワードでいうと、

・ラテンジャズ
・アフロキューバン
・キューバ
・熱く力強い表現

などがあげられます。

Cristián Cuturrufoの名演奏

Caravan

彼の知るきっかけとなった楽曲です。 彼の存在感のあるイントロのアドリブとテーマの演奏に一気に引き込まれました…

力強いフレーズとリズム感。 Caravanは数多くの有名プレイヤーも演奏していますが、その中でも個人的には上位の方で好きです。

Stablemate

こちらは1曲目のラテンジャズとは別のスウィングジャズの楽曲です。

一つ一つの細かなフレーズと表現が最高にクールな演奏になってます。 耳に残るすごい存在感のある音色。個人的に理想的な音色で、大好きすぎる演奏です…

September Song

こちらはカップミュートを用いた演奏。

びっくりするぐらい情緒豊かで、カップミュートってこんなにも魅力的な表現できるんだ!と感動しました…

トランペットの表現は多様でジャンルという枠を超えて魅力的な音楽をこれだけ作れるんだぜ!と強く思わされる最高な演奏です!

まさに歌ですね。

Socos

こちらもSeptember Songと同様に、「歌」としてトランペット(フリューゲルホルン)という楽器の素晴らしさを感じれる最高の演奏です。

ギターとフリューゲルのユニゾンになるフレーズの響きが最高にクールで、とっても美しいです。

この曲の中に流れる空気感がとっても不思議で、聴いているうちに違う世界に入り込むような色を持っている気がします。

すごくシンプルな楽器構成なのに、存在感がある。こういう音楽をつくりたいです。

最後に。

今回はCristián Cuturrufo(クリスチャン・クルータールーフォ)を紹介しました。

たまたま出会うことができて本当に幸福に思う、素晴らしいプレイヤーです。

紹介しきれていない動画の中にも、本当に素晴らしい演奏が満載で是非、この記事をきかっけにして彼の表現を楽しみ、何か刺激を受け取るきっかけになったら幸いです。

世界は広いし、トランペットの可能性はやっぱり無限大だなと思います!

ありがとうございました。

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