もくじ
LCJOを代表する、多彩な音色で魅了するジャズプレイヤー
こんにちは。 けんちゃんです。
今回はRyan Kisor(ライアン・カイザー)さんを紹介します。
アメリカの最高峰のビックバンドの一つである、Lincoln Center Jazz Orchestraにてリードトランペットとして大活躍しています!
一方で自身がリーダーとなってバンド活動も行っており、彼自身のソロ演奏もピカイチ。現代のジャズ・トランペット界を牽引している素晴らしいプレイヤーのうちの一人です。
Ryan Kisorのプロフィール
簡単に彼のプロフィールを箇条書きでまとめてみました!
・1973年4月12日、アメリカ合衆国アイオワ州スーシティに生まれる。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ryan_Kisor
・10歳に地元のダンスバンドで演奏を始め、高校時には全米のオールスターバンドで演奏を経験。
・17歳の時、Thelonious MonkInstituteのトランペットコンテストで優勝
・大学はマンハッタン音楽学校に入学。その後ニューヨークで活動し、Mingus Big Band や Michel Camilo Big Bandにて活動
・1994年からはJazz at Lincoln Center Orchestraのメンバーとして活動。平行してバンドリーダーとして数多くのアルバムをリリース。
私が考える彼の魅力ポイントとキーワード
私が考える彼の魅力は、
・最高峰のビックバンドでリードトランペットとして、多種多様な音楽表現を実現する圧倒的な技術力
・一方でソロプレーもピカイチで、冷静で甘いソロから熱く高速なソロも実現する音楽性(表現力)
・クリアで透き通る音色と、明確で聞きやすく多彩なアーティキュレーションとフレージング
と表現できるかなと思います。
彼を表現するキーワードを羅列してみるなら、
・ジャズ・トランペット
・Jazz at Lincoln Center Orchestraのリードトランペット
・Thelonious Monk Institute’s trumpet contestで優勝
・甘いバラード
・高速で熱いフレージング ・アルバム「Kisor」でClifford Brownに挑戦
などがあげられます。
Ryan Kisorの名演奏
Take the A’ Train
Ryan Kisor – Take the A’ Train
A列車で行こうという邦題であればどこかで聴いたことが誰しもがあると思われるこの曲。
プランジャー・ミュートを活用したこのソロは本当に圧巻。こんなにトランペットって表情豊かだったっけ?
リズムの使い方、フレーズの表情全てが素晴らしい最高のソロです!
I’ll Close My Eyes
I’ll Close My Eyes – Ryan Kisor
私が彼を知るきっかけになった曲です。 Blue Michellのソロを研究する過程で同じ曲を検索していたときに見つけました。
1曲目とは表情の異なる甘いミドルテンポでのソロです。
フレーズ一つ一つの中に織り交ぜられているハーフバルブなどの技術が本当に歌っているかのように使われていて、何回聴いても素晴らしい演奏だなと思う1曲です。
Fly Me To The Moon
MJO – David Matthews & Friends – Fly Me To The Moon
Manhattan Jazz Orchestraでの演奏。 この曲もA列車で行こうと同じくらいに有名でよく聴かれるジャズの一つ、フライミートゥーザムーンです。
この曲の聴き所は彼の歌心あふれるテーマ演奏からのソロです。理想的なスウィングジャズでのソロで、何回聴いても飽きないです。
最後に。
今回はRyan Kisor(ライアン・カイザー)さんを紹介しました。
Jazz at Lincoln Center Orchestraでのリードプレイもめちゃくちゃ大好きなのですが、個人的には彼のコンボでのソロ演奏がもっと大好きです。
表情豊かにまるで歌うように、音を自由自在に活用できる彼の演奏は自分の理想の一つです。
これからも彼の演奏活動を楽しみにしています!
Ryan Kisorの動画保管庫
Ryan Kisor – I Remember Clifford
Ryan Kisor – A Night in Tunisia Trumpet Solo
Ryan Kisor – I’ll Close My Eyes Trumpet Solo
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