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「トランペット界のハイフェッツ」と称された、メキシコを代表する名匠
今回は、Rafael Mendez(ラファエル・メンデス)さんを紹介します! 1909年、メキシコのミチョアカン州ヒキルパン出身。
長きにわたりソリストとして活躍し、ピーク時には1年で125回ものコンサートに出演するほど引っ張りだこのプレイヤーでした。
輝かしい音と、広めのゆったりしたビブラート、高速のアーティキュレーションが特徴的で、クラシック・ジャズ・メキシコ民謡など幅広いレパートリーで聴衆を魅了しました。
今回はそんなMendezさんの名演奏を紹介していきます。
Rafael Mendezの名演奏
Flight of the Bumble Bee & Mexican Hat Dance
最初に紹介するのは、高技巧として代表的な曲、Flight of the Bumble Bee(熊蜂の飛行)と、Mexican Hat Danceです。
アメリカのテレビ番組でトランペットについて解説をしながら演奏する動画なのですが、安定感のある高速のアーティキュレーションで素晴らしい演奏を楽しむことができます。
こういう風なコンテンツがYouTubeでみれるのは本当に貴重ですね。
Czardas
次に紹介するのは、モンティ作曲のCzardas(チャルダッシュ)です。
こちらの曲も多くの名演奏家がそれぞれの技量を表現する上で名演奏を沢山残している名曲の一つです。
最初のカデンツァ部分の朗朗と歌い上げるパートから、テンポアップした後の細かなフレーズの美しさまで、全て最高峰の演奏です!
El Gitano
最後に紹介するのは、El Gitanoという曲です。意味はスペイン男性のジプシーという意味らしいです。
Mendezさんを象徴する、ゆったりと幅を持った美しいビブラートを最大限味わえる素晴らしい演奏です。 一つ一つのアーティキュレーションの響きと歌い方は本当に巨匠たり得る名演奏と言えます。
フィナーレに向かうたたみかけるような音の波と美しいアーティキュレーションと音色に心躍ります!
Rafael Mendezの動画保管庫
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