もくじ
大学1年の時、多大な影響を受けたプレイヤー
こんにちは!
けんちゃんです。
私は大学の時にビックバンドジャズのサークルに所属していました。
Contemporary Jazzというジャンルに入る曲をよくやっていて、1年生(学バン的にはC年)の時、先輩たちのレギュラーバンドがやっている音楽はすごくかっこいいと感じると同時に、難解で最初はとっつきにくかった思い出があります。
いくつか記憶に残っている曲があって、
・Maria Schneider Orchestraの ” Journey Home”
・Vanguard Jazz Orchestra(Jim McNeely)の ” You Tell Me”
・Omer Thomasの” I Am”
・Franky Rousseauの” Flippin’ Months And Days”
こういった曲が今でも強い記憶に残っています。
その中でも、一番衝撃を受けて今でもたまに夢に思い出すのが、
大学祭でやっていたKenny Wheelerの” Sweet Time Suite”です。
今回は、そんな自分に多大な影響を与えた楽曲を生み出した
Kenny Wheeler(ケニー・ホイーラー)を紹介します。
彼の特徴は、その音色。
特にフリューゲルの音色が唯一無二の暖かい音で素晴らしいです!
彼の魅力が存分に出ている私が好きな楽曲を紹介していきます。
Kenny Wheeler(ケニー・ホイーラー)の名演奏
Sweet Time Suite
とにかく紹介したいのがこの楽曲。
Sweet Time Suiteです。
1曲目、「Part1 – Opening」
コラールから始まるこの曲で一気に心を掴まれます。
とにかく、美しい。。。
初めて先輩たちのレギュラーバンドでの練習を聴いた時、
そして本番での演奏を聴いた時。
当時、言葉にならないくらい感銘を受けました。
今でも当時の思い出・感情はすぐに思い出せます。
「Part2 – For H.」のテナーサックスのソロ。
「Part3 – For Jan」のトロンボーンソロと、フリューゲルホルンソロ。
全て最高です。。。
全曲通して聴いてみて欲しいですが、
Part1-3だけでも是非聴いてみて欲しいです。
ビックバンド(ラージアンサンブル)の曲の中でも、
随一で美しく、感動的な曲だと個人的に思っています。
Kind Folk
こちらはKennyの代表曲の一つ、「Kind Folk」です。
Sweet Time Suiteの「Part2 – For H.」「Part3 – For Jan」内でモチーフとして扱われていた曲で、とにかくテーマフレーズが美しい!
Kennyのソロは縦横無尽で動きつつも、物凄く正確なリズム感でフレーズを吹くので、とても不思議な音楽体験をしている気持ちになります。
ハイノートの音色もソプラノ歌手のファルセットのように、
苦しくなく、心地よい中で音抜けするとても美しい響きを出します。
彼のこの音色が本当に大好きです。。。
以前、紹介したIngrid Jensenが「Play Kenny Wheeler」というプロジェクトでKind Folkを演奏している動画もあるので、合わせて紹介しておきますね。
Ingrid Jensenを紹介した記事はこちらです!
The Widow in the Window / Mark Time
最後は、Kennyのライブ映像から。
ライブでの彼のアドリブソロは物凄くかっこいいのです!
Roccella Jonicaという場所でライブした時の演奏で
「The Widow in the Window」と「Mark Time」の2曲続けての演奏です。
どちらもKennyのめちゃくちゃカッコ良いソロが楽しめる楽曲です!
1曲目はわりとミドルテンポでゆったりと、それぞれの楽器の良さを味わう感じの楽曲ですが、2曲目はアップテンポで熱く激しい即興の力を楽しめる楽曲になっています。
2曲で18分半くらいなのですが、圧倒され気づいたら過ぎ去っているくらい内容の濃い演奏です!
Kennyの楽曲は、どこか交響曲を聴いているような、
壮大でホールで座ってじっくりと聴き入っているような感覚になります。
Mark Timeはもう一個、かっこいいライブ版の動画があるので
そちらも聴いてみてください!!!
こっちもめちゃくちゃかっこいいです!
最後に。
今回は、Kenny Wheeler(ケニー・ホイーラー)を紹介しました。
大学時代、何回も聴いた彼の演奏を紹介できて嬉しいです!
本当に美しい音楽で、自分の音楽の趣味に多大なる影響を与えています。
こういうアーティストを知ることで、新しい興味やモチベーションが湧いてきたりすると思います。
自分も改めて彼の演奏にどっぷり浸かる時間がとれて幸せでした!
どんどん彼のような素晴らしい演奏家の紹介をできるだけ積み上げていきたいと改めて強く思いました。
彼の魅力が少しでも伝わったら嬉しいです!
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