プロプレイヤー紹介

【Ibrahim Maalouf】四分音を駆使し唯一無二の音世界を生み出す天才プレイヤー

唯一無二の音世界。


こんにちは!
けんちゃんです。

今回はIbrahim Maalouf(イブラヒム・マーロフ)を紹介します!


彼の代名詞は、四分音を出すことができる「微分音トランペット」です!

微分音トランペットとは、アラブやインドの伝統音楽で登場する微分音(平均律において半音より狭い音程)を表現するために開発された特注のもので、操れるのは彼とその父親のみという楽器です。

その特徴的な見た目と、彼だから出せるニュアンス・響きはすごく惹きつけられます。。。


唯一無二のサウンド。
圧倒的な基礎を楚にした、素晴らしい演奏。
今回は彼の素晴らしい演奏の中でも、
私が是非聴いて欲しい一押しの演奏を紹介していきます!

Ibrahim Maalouf(イブラヒム・マーロフ)のプロフィール

分かりやすくまとまっているuniversal-musicのものを引用させて頂きます!

レバノンの首都ベイルート出身、パリ育ちのトランペット奏者。

トランペット奏者を父に、ピアニストの母を持つ音楽一家に生まれ、彼の父が開発した四分音を出すことができる“微分音トランペット”を用いる世界唯一のトランペット奏者。

15歳にして、トランペット奏者にとって最難関と言われるバッハのブランデンブルグ協奏曲第2番を吹きこなし、20世紀フランス有数のトランペット奏者モーリス・アンドレに見出され、プロ音楽家の道へ。パリのコンセルヴァトワールでクラシックを学びつつ、トランペットの持つ可能性と自身のスキルを追求するため、ヨーロッパ及び国際大会にも多数出場。

これまでに世界中で15以上もの受賞を果たしている。2007年以降作品をリリースし、フランスの音楽賞で華々しい受賞歴を誇るなど自身の活動の他、映画のサントラやオーケストラのプロデュース/作曲、有名アーティストとの共演、楽曲提供など幅広い活躍を見せる今最も注目されているアーティスト。

https://www.universal-music.co.jp/ibrahim-maalouf/biography/



経歴をみると、ザ・エリート街道を着実に歩んできた、本物の一流プレイヤーであることが分かります。


“微分音トランペット”を用いる世界唯一のトランペット奏者、という経歴も凄すぎる。。。笑
素晴らしい基礎を築きあげてきたからこその、唯一無二のサウンドは本当に圧巻です。

Ibrahim Maalouf(イブラヒム・マーロフ)の名演奏

Beirut


最初に紹介するのはBeirutという曲です。
ライブ映像を持ってきました。

私的に一番、Ibrahimの微分音を使った表現の素晴らしさを感じれる曲だと思っています。
物悲しく咽び泣くようなサウンド。
揺れ動く中でもフレーズとして耳に残る、中東系の音感。

トランペットという楽器での表現を超えた、
人の声で歌っているような唯一無二の音です。

バラードのように独奏していたところから、一点
8:45~からクライマックスに向かって一気に熱を帯びます。
そこがものすごくカッコ良い!!!

Maeva in Wonderland


こちらは、他の記事でも何回か紹介しているhr-bigbandとの共演した時の演奏でMaeva in Wonderlandという曲です。


Ibrahimの魅惑的なフレージングとビックバンドとの掛け合い。
自然と音楽に陶酔していくようなリズム。
分かりやすいフレーズの中で、魅力的なIbrahimの音。
段々と高まっていくテンション。
そして、テンションがテンションが最高潮になった時(4:26~)からのテナーサックスソロ!

最高に気分が上がります!!!笑

Red Black Light


次に紹介するのは、Red Black Lightという曲です。

Ibrahimの幻想的な世界観が前面に出たとても美しいライブ演奏です。
ピアノでの独奏から始まり、弾き語り。
会場全体が、同じフレーズを歌い出す瞬間は感動でゾクっときます。

ロックライブのような、掛け合い。
エレクトリックなサウンド全開で、
段々と熱を帯びて音楽が力強く上昇していくような感覚。
アーティストとして、本当にすごい音楽家だなと強く感じさせられるライブです。。。

物凄い音楽体験を作り出している名ライブ映像だと思います!

Kalthoum (Album)

最後はKalthoumというアルバムを紹介します。
これが全曲、youtubeで聴けるというのが本当に幸運なことだなと思います。。。

IbrahimのQuintetでの演奏で、上で紹介してきたようなエレクトリックなサウンドが混ざったサウンドではない割とメジャーな楽器構成で演奏されているアルバムです。

Introductionから、Overture(序曲)、Movement(楽章)という構成で交響曲のようにアルバムが一つの曲のように楽しむことができます。

テナー・サックスはMark Turner(マーク・ターナー)というプレイヤーで、私が大好きなテナー奏者の一人です。
天才トランペッター、Tom Harrell(トム・ハレル)のサイドマンとしても活躍しています。
彼の演奏はTom Harrell(トム・ハレル)が来日しCotton Clubで演奏していたのを聴きに行った時に、生で聴く機会があったのですが、本当に素晴らしい音色とプレイでした!

彼の音はとても現代的で、Ibrahimの音色と混ざってとても美しい響きを作り出しています。

アルバムとしての完成度が高く、現代的なJazzのサウンドにIbrahimが向き合った演奏を純粋に最大限楽しめる演奏です!

最後に。

今回はIbrahim Maalouf(イブラヒム・マーロフ)を紹介しました!


正統な教育を学び、身につけた一流の基礎力。
それを土台として世界で唯一扱える微分音トランペットを駆使した
唯一無二のサウンド。


トランペッターという枠を超えて、現代を生きる上でも
稀有な素晴らしいアーティストの一人です。

素晴らしい演奏をたくさん生み出している彼の中から、
一部、今回私が好きな演奏を紹介しました。

もっともっと素晴らしい演奏はたくさんあります。
是非、今回紹介した動画をきっかけに初めて知った人は
別の動画なども聴いてみてください!


これからの活躍に期待大です!

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