もくじ
Canadian Brassで大活躍! 多彩なジャンルを吹きこなす技巧派プレイヤー
今回は、Chris Coletti(クリス・コレッティ)さんを紹介します。 アメリカ合衆国、ニューヨーク州出身。
世界的に有名な金管五重奏団である、Canadian Brassに2009年から所属し、バロックから古典派、ルネサンス、中世音楽、さらにはジャズやポップスに及ぶレパートリーを高い技術力で演奏し、魅了してきました。
私は題名のない音楽会に出演され佐渡裕さんがColettiさんと話している中で、上手くなる秘訣は「Practice, practice, and practice!」と語っていたのが印象に残っています。
2019年にCanadian Brassを退団。アメリカ合衆国ニューヨーク州にあるイサカ音楽院(Ithaca College School of Music)の教授に就任、二人目の子供が誕生したことがきっかけで決断されたそうです。
現在はHuntsville Symphony Orchestraの主席トランペット奏者としての職と、後進の教育と共に、自身のBlogやYoutubeで精力的に発信もされています。
そんなColettiさんの素晴らしい演奏を紹介していきます!
Chris Coletti(クリス・コレッティ)さんの名演奏
Haydn Trumpet Concerto
最初は、こちら! ハイドンのトランペット協奏曲です。
最も実力が分かる楽曲と言っても過言ではないくらい有名な曲で、入学試験やコンクールなどでもおなじみで一度は聴いたことはあるかもしれません。
余裕と優雅さを感じさせる演奏です。 まっすぐにトランペットらしい音で安定感のある演奏を実現する、それがColettiさんの素晴らしさだと思っています。
まさに王道!
Bach: Goldberg Variation 5
次に紹介するのは、バッハのGoldberg Variation (ゴルドベルグ変奏曲)です。 チェンバロ向けに書かれた作品をアレンジして、演奏しています。
一つ一つの音の粒、安定感、フレーズのスムーズさ。丁寧に丁寧に基礎を積み重ねて磨かれた音楽であることがよく分かる演奏です。
Amazing Grace
最後はCanadian Brass時代の演奏を! Amazing Graceの演奏です。 Colettiさんの演奏で私が最も好きな演奏です。
フレーズの表情一つ一つがなぜこんなに安定感があるのか?と疑問に思うくらい、美しい… 全ての音が繋がってまっすぐにきこえてきます。
神々しく響き渡る天使の声。 トランペットの音はそういう形容をされることもありますが、まさにそれを体現している名演奏だと思っています。
Chris Coletti(クリス・コレッティ)さんの動画保管庫
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