もくじ
どうも、このサイト「トラ道」を運営している1人の、はらいちです。
トランペットをやっている方なら誰でも知っているはず、YouTubeなどでご活躍されている、うっつー先生(@tiger1tp)。
いつも陰ながらツイートを楽しく拝見させていただいています。
最近でいうと、こんなツイートをされていて…
国語のセンター
— うっつー先生@ダイエット5日目 (@tiger1tp) August 25, 2020
だいたい毎回8割なのに私の年難しくて
7割もいかんかった気がする
英語はいつも7割くらいやったけど
本番頭がスピンスピンした記憶ある pic.twitter.com/rj0I1EF9QB
あ、2013年のセンター国語だ。同い年だったのかよ、まじか!!となりました。
同世代が活躍されているというのは、何か誇らしいと同時に、ちょっと悔しいですね。
…この年、国語もさることながら数学もめちゃくちゃムズかったんですよねー。
僕も当然、スピンスピン(浪人)しました。
もう7年以上も前なのか。なつかし。
そんなうっつー先生が先日あげたYouTube動画、いつもあげられている動画、趣向がちょっと違いましたね。
こちら。
一言で言うと、
音楽家として生計を立てるのは、いかに難しいことなのか???
というテーマを、大学時代に専攻されていたという経済学の知識とともに説明されている動画です。
音楽家の、悲しい悲しい現実…
詳しい内容の方は、動画に任せるとしてですね…
(経済学と聞いて僕も身構えましたが、めちゃくちゃ砕けた説明で、学生にもわかるような内容でした。伝える能力が高くて本当に羨ましい。
動画ぜひみて欲しいです。
動画見ずにこの記事見るのと、動画全部見てからこの記事見るのとで、受け取り方全て違ってきます。間違いなく。
特に、音楽で生きていきたい学生は絶対まず見てほしい。)
で、僕はこの動画を見ながら、途中何度も涙がちょちょぎれそうになりました。ぴえん。
他でもない僕も、密かに、
「音楽家が、安く買い叩かれている現実」というか、
「あんまり音楽家が、世間的に憧れられる職業ではないこと」、
「音楽なんて好きなこと仕事にしてるんだから、多少の犠牲はしょうがないでしょ、という風潮」。
これ、どうにかならないかなーと思っている一人だからです。
こんなこと言っている僕は、音大卒でも専門卒でもなく、
さらにうっつー先生と違って、音楽でお金をもらったことすらない人間です。
ただただ、中・高・大と音楽に没頭してきただけの人間。
(なぜ平凡な僕がこんな想いなのかは、この記事を見ていただければわかるかと思います。)
なので、うっつー先生が動画内で、
その音楽家の現実、音楽家に対する風潮を、包み隠さずありのまま語られていたのを見て、、、、
あああ、そうなんだけど、、それはそうなんだけど、、、そんなバッサリ言わないで、、、、
と思わざるを得ませんでした。
うっつー先生はご存知の通り、何年にもわたって音楽を仕事にされている方です。
だから、説得力もあるわけですよ。
少しだけ内容を要約すると、
管楽器の仕事なんて、趣味の中でもマイナーだから経済圏も狭い(ぜんぜん金が動かない。仕事の量が少なすぎる)。
その限られた仕事を、たくさんのプレイヤーが奪い合ってるわけだから、安く買い叩かれるよね。
というお話でした。
そう、間違いなくその通りです。
「だから、覚悟してこの道を選んでください」
そう、うっつー先生に言わせてしまうこの音楽業界の実態に、
僕は本当に悲しくなってしまいました。
もちろん、この動画で完結しているわけではなく、
これからは、いかに自分で営業・マーケティングしていくかが大事だ、という続編が続くようなので、
うっつー先生だって、こんな悲観的なことを伝えたいがために、動画を作ったわけじゃないでしょう。
なので、どうか、この記事を見てくださっている学生の方には、「ああそうなんだ…」と、簡単に音楽家の道を諦めて欲しくないな、と思います。
そして、僕ら発信者の役目は、
「厳しい世界なので、覚悟してね」
ではなく、
「音楽家が希望あふれる世界になるように、新しい時代にあった仕事をつくります!安心してね」
であるべきだと思うんです。
新しい時代にあった、新しい需要を作ればいいじゃん。
実際うっつー先生がやられているイベントを1つ見ても、本当に素晴らしい取り組みをされているな、と本当に尊敬しています。
趣味で楽器をやりたいけど、1人や少人数では楽しくないから、結局ずっと楽器は倉庫番…という方々を集めて、大規模なオフ会をやられていますよね。
(うっつー先生のブログや、Twitterのヘッダーなどにその時の写真が載せられています。本当に楽しそう!
今の時期は少し厳しいかもですが…僕もいつか参加してみたい。)
これって、めちゃくちゃ新しい需要を作り出してることだと思うんですよ。
こんなイベント、そもそも、YouTubeで発信することで、個人が影響力を持つ時代じゃなきゃできなかったことじゃないですか。
だし例えば、早い話人が集まればビジネスになるので、
(どんなビジネス形態であのオフ会をやられているのかわかりませんが…)
1人1人から参加費を取れば、大規模なプロのビッグバンドなどのゲストも呼べるかもしれませんし、
オフ会で有志のアンサンブルの披露の場をつくれば、その練習過程でプロのレッスンともつなげられるかもしれません。
そもそも、趣味で楽器やられている方が、そう言った場での交流から「楽器、再開しよっかな」「もっと上手くなりたい」という欲求を生み出すこと自体が、もうものすごい価値です。
僕らトラ道も、まだ実現には至っていませんが、
学生とプロの方をもっと交流しやすいようなコミュニティを作ったり、
音楽家の方と組んで、練習法のコンテンツを共作したり、
音楽家の方が、情報発信スキルを身につけて自分で稼げるようになるコンテンツを作ったりと、
色々水面下で動いたりしています。
それと言うのも、思いは1つで、
「音楽家にとって、新しい仕事を創造すること」
だし、
その結果「音楽家は稼げる仕事だ」と言う風潮になり、
どんどん音楽家が憧れられる仕事になり、、という好循環が起きるのを想像して見てくださいよ。
めっちゃワクワクしません??
うっつー先生のいうところの、音楽家の経済圏がどんどん広がっていくことにつながるわけです。
だから、僕がこのうっつー先生の動画を見たときに強く思ったのが、
今の音楽家に対する偏見…
「周りから反対されがち」とか、
「実際生活は厳しいけど、好きだから割り切ってやってる」とか、
そういう風潮そのものを変えるには、どうすればいいかな??ということでした。
そりゃー簡単なことじゃないでしょうけど、
このコロナの時代、特に音楽業界は何もしないとマジで潰れてく一方でしょ。と思います。
うっつー先生のような、色々臆せずチャレンジしていく精神っていうのが、今後の音楽業界を牽引していくと信じています。
これからも、動画投稿やこれからの活動応援しています!!
僕らも頑張らなくては。
今回紹介させていただいた、うっつー先生のYouTubeチャンネルはこちらから!
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